
チケット代は払ったはずなのに、入口でまた支払いがある。ライブハウスに初めて行くと、ここで一度戸惑いやすい。告知に小さく書かれた「+1D」は、ドリンク一杯分の料金が別に必要という案内だ。
仕組みを知っていれば難しくないが、知らないまま行くと現金が足りなかったり、どこで飲み物を受け取るか分からなかったりする。チケットの金額を見るときに、隣の数文字も一緒に読む習慣を作ろう。
1DのDはドリンク。料金の「外側」を確認する
「1D別」「+1D」「別途ドリンク代」などは、チケット代とは別にドリンク料金が必要という意味で使われる。一方、ドリンク代込みと明記されていれば、同じ扱いとは限らない。表記の違いを飛ばさずに読みたい。
AOXのワンマン案内でも、券の料金とは分けてドリンク代が示されている。金額は会場や公演で違うため、一つのイベントで払った額を全国共通の相場として覚えるより、その日の案内を確認するほうが確実だ。
合計は、チケットとドリンクを足して考える
たとえばチケットが二千円、別途ドリンクが六百円なら、その二つの合計は二千六百円になる。これは計算を説明するための仮の例で、実際の料金は公演の表示で確認してほしい。購入サービスの手数料が別に加わる場合もある。
さらに交通費やロッカー代を使う予定なら、それも一日の予算に入れる。チケットを安く取れても、外出にかかるお金がゼロになるわけではない。先に総額を見ておくと、会場で予定外の買い物をするときにも残りの余裕を把握しやすい。

入場料が無料でも、ドリンク代は別の場合がある
無銭ライブや無料枠でも、ドリンク代を求める条件はあり得る。「0円」の大きな文字だけで判断せず、料金欄の注記を読む。無料観覧の商業施設イベントなど、別の運用もあるため、無料なら必ず必要とも決めつけない。
入口で初めて知って慌てるのを防ぐには、販売ページと会場の案内を両方見るとよい。金額が書かれていなければ、問い合わせ先で確認する。同行者が初参加なら、チケット代のほかに必要な支払いがあることも伝えておくと親切だ。
ドリンクを飲まないなら払わなくていい、ではない
ドリンク料金が入場条件として設定されている公演では、飲まないつもりだから不要、と自己判断することはできない。飲み物を受け取るかどうかと、入場時の料金条件は分けて考える必要がある。
また、すべてのライブハウスで法律上必ず一杯買う決まりがある、といった一律の説明で理解する必要もない。確認すべきなのは、その公演の契約・利用条件として何が案内されているかだ。不明な点は支払う前に受付へ尋ね、納得できる形で参加しよう。
受付の支払いと、カウンターでの引換は別の場所も
入口で料金を払い、コインやチケットを受け取り、場内のドリンクカウンターで交換する方式がある。会場によって流れは違うので、受け取ったものを何に使うか分からなければその場で聞くとよい。
引換場所と利用できる時間も確認しよう。終演後でよいと思っていたら受付が混んだり、営業が終わったりする可能性がある。もらったコインを無期限に使えると思わず、その日の扱いを読む。なくした場合に再発行してもらえるとも限らないので、大切に持っておきたい。

アルコールを選ぶ必要はない
ドリンク代という名前を見て、お酒を飲まなければならないと感じる必要はない。選べる飲み物は会場のメニューで確認する。水やお茶など、利用できるノンアルコールの選択肢があるかを見て、自分の体調や好みに合うものを選ぼう。
すべてのメニューが同じ引換条件とは限らず、追加料金のある品が用意されている場合もある。注文前に分からない点を確認すればよい。飲酒を勧められても断ってよいし、周囲と同じものを選ぶことより、自分が無理なく過ごせることを優先したい。
2Dや再入場時の追加は、別の条件として読む
「2D」とあれば二杯分などの条件が示されている可能性があるので、必要額と受け取り方を確認する。見慣れた1Dのつもりで準備すると、入口で金額が合わなくなる。数字が違うときほど注記を読むことが大切だ。
再入場時に追加のドリンク料金が必要な公演もある。最初に払った分が出入りの全回数を含むとは限らない。外へ出る前に受付で可否と費用を確かめよう。なお、ドリンク用のコインと再入場の証明が同じものだとも決めつけないほうがよい。
小さな支払いを先に片付けると、ライブに集中できる
当日必要な金額、支払方法、引換場所。この三つを把握していれば、受付での迷いはかなり減る。飲み物は通路や足元に置きっぱなしにせず、こぼれや接触にも気をつけながら、自分のペースで休憩しよう。
無料枠の条件は無銭ライブのガイド、出入りする予定なら再入場の確認点へ。入口の支払いで驚くより、会場に入ってからの一曲目に気持ちを向けられる準備をしておきたい。
↗
↗
↗